【Mリーグ】チーム雷電インタビュー「歴史的な大敗を喫した以上、来季は絶対に結果を残すという気持ちで戦います」
2022年4月26日に最終日を迎えたMリーグ2021-22シーズン。日本プロ麻雀連盟の萩原聖人(インスタグラム:@hagiwaramasato_ml)、瀬戸熊直樹(@setokumanaoki)、黒沢咲(@kurosawasaki)、そして今シーズンから新たに加わった本田朋広(@104307)のチーム「チーム雷電(@RaidenTeam)」は、開幕時に「ファイナルに残るのは最低条件」とするも、結果は▲1256.1ポイントでレギュラーシーズン敗退と辛酸を舐めた。
ファイナルが行われたその日、全チームに取材が行われた。
感染予防のため、取材中は選手、取材陣ともにマスク必着。写真撮影時のみ、選手はマスクを外している。
チーム雷電インタビュー
──今シーズンの振り返りをお願いします
萩原「今シーズンのことはもう忘れました。忘れるのが一番だと思っています。幸い、来季も同じ体制で臨めるので、悔しい気持ちだけは忘れずに戦いたいです」
黒沢「個人的にキツかったのは、連闘を任された日に、酷い2ラスを引いてしまったことです。その借金を返せず、チーム全体でも大きくマイナスしてしまいましたが、どこかで少しずつ、みんなで踏みとどまらなくてはいけなかったかなと。それができずに、すごく残念なシーズンになってしまいました」
「新加入の本田さんは1年戦って、たぶん色んなことを吸収できたと思うので、2年目はエンジンがかかって突っ走ってくれるんじゃないかなと期待しています。同じメンバーでリベンジできることをすごく楽しみにしています」
本田「今シーズンから加入して、心配されるような存在になってしまったことが一番の心残りです。来シーズンはそういうことがないよう、結果をしっかり残したいと思います」
──来季の体制について
高柳監督「来季も同じメンバーでいこうと思った理由は2つあります。1つは、来季Mリーグは節目の5年目を迎えますし、ファイナル進出できなければ選手を入れ替えなければいけない大事な年なので、これまで創設以来、チーム雷電を作ってもらったこのメンバーで戦いたいという思いがつよかったからです」
「もう1つは、苦しい状況の中、支えてくださったファンの皆様に対して、負けっぱなしで終わるのではなく、同じメンバーでリベンジしてこそ、恩返しができるんじゃないかというところで、この体制で来季も戦うことにしました」
「しかし、このまま漫然としていても勝てるとは思っていないので、足りていない部分をきちんと検証、研究、努力して臨みたいと思います」
──(萩原)4年目を終えて、俳優としても活躍している中、麻雀に対して盛り上がりを感じることはありますか?
萩原「麻雀に対する印象は大分変わったと思います。ただ、元々4年前に藤田さん(藤田晋)が掲げた構想に、麻雀をオリンピック競技にしたいといというのがあり、僕自身も世界に通じる知的ゲームになりえると感じてはいますが、そこまではまだまだ時間がかかるなとは思います」
「まずは少しずつ国内で、Mリーグが野球やサッカーと並ぶようにと、もっとももっとやれることはあると思います。ファイナル最終日は300万視聴だったということですが、僕はまだまだ足りない、麻雀はもっと流行ってもいいと思うので、来季はやりきれなかった部分に全力を注ぎます」
──欠席の瀬戸熊選手に代わり、一言お願いします
萩原「黒沢が一番仲がいいので、黒沢に頼みます(笑)」
黒沢「えー、何考えてますかね……(笑)。今瀬戸熊さんは自団体のリーグ戦に出場しているんですけど、今季は瀬戸熊さんにとって本当にキツい1年で、瀬戸熊さんご自身、来季があるかどうか、と葛藤してたと思います。でもまた同じメンバーでもう1年戦うということで、本人の中ですごく盛り上がっていると思いますし、今日のリーグ戦はすごい勝ってるみたいなので、また力を合わせて、4人で頑張ろうって思っている、と思います。(高柳監督に向けて)……違いました?」
高柳監督「いや、合ってますよ(笑)」
萩原「僕ら4人全員、来季の契約が当たり前だとは全く思っていません。今シーズン歴史的な大敗を喫した以上、来季は絶対に結果を残すという気持ちであの卓に座って戦います」
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開幕前インタビュー
昨シーズン閉幕時インタビュー