【Mリーグ】KONAMI麻雀格闘倶楽部インタビュー 寿人「滝沢と伊達がいなかったらレギュラーシーズンは通過できなかった。感謝している」 滝沢「感謝してるって今初めて聞きました」

2022年4月26日に最終日を迎えたMリーグ2021-22シーズン。日本プロ麻雀連盟の佐々木寿人@sasakihisato)、高宮まり@takamiyamari)、伊達朱里紗@_datex_)、滝沢和典@TakizawaRenmei)のチーム「KONAMI麻雀格闘倶楽部@mfcmleague1)」は、昨シーズンから体制を大きく変え、今シーズンに臨んだ。セミファイナル制度が導入されてから初のファイナル進出で勢いを見せるが、ファイナルで一歩及ばず、4位という結果であった。

ファイナルが行われたその日、全チームに取材が行われた。

閉幕式の様子 ©ABEMA

感染予防のため、取材中は選手、取材陣ともにマスク必着。写真撮影時のみ、選手はマスクを外している。

KONAMI麻雀格闘倶楽部インタビュー

──今シーズンの振り返りをお願いします

©ABEMA

滝沢「開幕当初はファイナル進出が目標で、それを達成することができましたが、自分が出たファイナルの1戦目の入り方が良くなかったかなと思います。手牌もばっちり覚えているくらいです。その試合の2局連続放銃でなんとなく良くない空気になってしまって、結果ラスになってしまったのが、リズムを崩してしまったような感じがしました」

「風林火山から移籍して、攻撃的なKONAMIのチームカラーに引っ張られるかな、と思ったのですが麻雀はそれほど変わらなかったです(笑)。ファイナル最終日に、形だけですが2連勝できて、サポーターの方にも喜んでいただけたみたいなので、終わり方としてはよかったかなと思います」

 

©ABEMA

高宮「結果的にファイナルに進出できたのはチームのみんなのおかげですし、ファンの皆様のおかげなので感謝しています。前原さんが控室に足を運んでくださったとき、トップを取れたことはすごく嬉しかったです。思い出深い一日になりました」

 

©ABEMA

伊達「個人的なMリーグデビューイヤーとしては、出来すぎなくらいよかったと思います。チームメイトにも恵まれて、試合の結果も恵まれました。ただ、試合を繰り返していく中で、Mリーグという舞台の大きさに対する怖さも感じました。1つの打牌で失望させてしまうので、一打一打向き合わなければと思いました」

「まだ皆さんが、伊達という打ち手を『どんな打ち手なんだろう?』って思っている段階のときに、選択したことが良い結果になる半荘が先にきたのが本当にただ恵まれているなと感じています。それこそ結果的にラスも引いているので、そのラスを引いた半荘が先に来ていたら、評価は全然違っていたと思います」

 

©ABEMA

寿人「開幕式のときに、今季の目標として『卓上を焼き尽くすような麻雀をしたい』と言っていたんですが、果たしてそれが何回できたかなと思います。ただ、同時に『滝沢と伊達に注目してください』とも言っていて、結果これだけ活躍してもらってレギュラーシーズンを通過できたので、2人には本当に感謝したいと思います」

「個人的には色々目標を立てていました。アガリ率にしても、ラス回避率にしても昨シーズンよりもいい結果を出したいと思っていました。高宮に関しては300勝つって言ってたんですけど……」

高宮「300くらい負けましたね……」

寿人「我々2人に関しては、目標は達成できなかったことは後悔が残ります。ただ、最低限の目標『ファイナル進出』が達成できたことはよかったと思います」

 

チーム担当石田さん「今年は新加入の2人がいて、正直チーム側もどうなるのかあまり想像できていなかったと言いますか。とはいえ、当然伊達さん、滝沢さんのことは信頼があって指名させていただいてはおります。我々は監督というよりどちらかというと選手のサポートしながら、ファンみたいな位置で見ながら、選手を信じて一緒に戦うことはできたと思います」

「ファイナルの4位のという結果については、道中我々も少し良くない要求をしてしまったんですね。4戦、5戦目くらいですか、トップが欲しくなってしまって、そういった話をしていたので、無理な戦い方をさせてしまったかなというのが大きな反省点です」

 

──(寿人、滝沢)今シーズン「タキヒサ」が同じチームになるということでファンも盛り上がっていたと思いますが、実際に1年一緒にやってきた感想は?

滝沢「さっき、寿人さんが感謝してるって言ってたんですけどそれ知らなかったのでいい気分になってきました(笑)」

寿人「あんまり言いたくはないですけどね。でも滝沢と伊達がいなかったらレギュラーシーズンは通過できなかったと思うので、そこは認めざるをえないかなと思います。彼は僕より上に行くっていう目標があって今シーズンやってきたと思っているんですけど、それを達成されてかなり悔しいので、今度は逆で僕が彼よりも上に行けるように頑張りたいです」

 

──(寿人)体制が大きく変わり、何か心がけていたことは?

寿人「自分が一番最年長になったこともあって、しっかり引っ張っていかなきゃいけないという思いはあったんですけど、調子が上がりませんでした。負担をかけてしまったので、来季しっかり取り戻していきたいですね」

©Mリーグ All Rights Reserved.

開幕前インタビュー

昨シーズン閉幕時インタビュー