データ別女流選手ランキング【データから見るMリーグ #6】

2018年の開幕初年度は5人のみだった女流Mリーガー

翌年、男女混成のチーム編成がルール化され今では10人の女流Mリーガーが存在する

Mリーガー全体で見れば3割程度の人数ではあるが、Mリーグは女流選手の活躍なくして語れない

今回はそんな女流選手に絞り、5つのデータのランキングを紹介していく

 

アガリ率

麻雀に置おいて最も重要なデータの1つであるアガリ率

女流選手のアガリ率トップ3は以下の通りだ

順位(全体)

選手名

アガリ率

1位(10位)

高宮まり

19.86%

2位(11位)

黒沢咲

19.84%

3位(16位)

日向藍子

18.91%

1位はリーチを武器に戦う高宮、実にアガリの60%以上がリーチによるものだ

2位の黒沢は面前高打点派で手数は多くないイメージだが、アガリ率でも高い数字をキープしている

3位には流局時のテンパイ率がリーグ全体で1位の日向となった

 

 

リーチ率

Mリーグではアガリの多くがリーチによるものだ

もちろん選手のスタイルにもよるが、アガることにおいてリーチは重要なファクターの1つである

女流選手のリーチ率上位3名と下位3名は以下の通りだ

順位(全体)

選手名 リーチ率

1位(2位)

高宮まり 25.43%

2位(5位)

瑞原明奈

23.28%
3位(6位)

岡田紗佳

22.82%

 

リーグ平均

21.34%

8位(21位)

丸山奏子

19.69%

9位(28位)

二階堂亜樹

18.34%

10位(29位)

和久津晶

17.77%

全体でも寿人に次ぐ2位と高い数字を残している高宮が1位

2位は瑞原、鳴きのイメージが強いPiratesだが瑞原に関してはリーチ主体のスタイルだ

3位の岡田はリーチ成功率が女流1位、全体でも3位と精度も高い

 

ここでアガリ率、リーチ率ともに女流1位である高宮の印象に残っているシーンを紹介

2021年2月9日第1試合東1局©ABEMA

高宮の特長と言えばリーチと押しの強さだろう

上記の局でも亜樹の先制リーチを受けながらも一発目に、次巡にと連続で無筋を勝負

アガリには結びつかなかったものの高宮らしさを感じる1局であった

 

 

アガリ率×平均打点

続いては前回の記事でメインに取り上げたアガリ率×平均打点

順位(全体)

選手名

アガリ率×平均打点

アガリ率

平均打点

1位(7位)

黒沢咲

1447.58

19.84%

7297.93点

2位(19位)

茅森早香

1244.76

17.34%

7177.84点

3位(20位)

高宮まり

1234.29

19.86%

6215.83点

女流内でアガリ率2位、平均打点1位の黒沢が頭1つ抜け出している

黒沢の平均打点はリーグ全体でも5位と高い数字を残している

その黒沢に次ぐリーグ全体6位の平均打点を誇る茅森が2位

3位にはアガリ率女流1位の高宮がランクイン

 

 

放銃率

守備面の指標となる放銃率

女流選手の放銃率トップ3は以下の通りだ

順位(全体)

選手名

放銃率

1位(4位)

丸山奏子

9.27%

2位(6位)

魚谷侑未

9.54%

3位(7位)

二階堂亜樹

9.58%

上位3名は全体で見ても素晴らしい数字を残している

また、女流選手で放銃率10%を切っているのは上記の3選手のみである

 

 

1試合平均獲得スコア

順位(全体)

選手名

1試合平均獲得スコア

1位(6位)

黒沢咲

5.03pt

2位(9位)

日向藍子

1.72pt

3位(11位)

魚谷侑未

1.13pt

通算獲得スコアでリーグ全体5位の黒沢が1位

2位には2年連続で個人スコアがプラスポイントの日向

3位に2019シーズンMVPの魚谷となった

 

 

以上が女流選手内でのランキングである

それぞれが個性を生かし各部門で好成績を残している女流選手

今後も彼女らの活躍に目が離せない

 

※データはすべて2021年3月10日時点。レギュラーシーズンのデータ